○レベル別おすすめ度 →
見方40:E 50:E 60:C 70:A 80:B セ:E
※原則として早慶大志望者のみ
○使用時期 「データ編」は早い時期に読んでおく。「問題編」は受験勉強終盤。
○本の概要 早稲田大学・慶應義塾大学の過去問58題からなる問題集。
「データ編」では平成12年時点での早慶大各学部の日本史の出題形式(選択・記述・正誤・年代配列・年号・正誤訂正・論述の出題割合)、時代、分野(政治・経済・外交・文化)別の出題割合が書かれている。
本書の特徴は「難問率」が書かれている点にある。これは山川出版社の教科書『詳説 日本史B』に記載されていない事項を「難問」として算出し、合格目安を設定している。が、早稲田お得意の数字を扱った問題(例えば1948年時点での労働組合員数)は山川教科書にグラフがあるため難問とはなっていなかったり、「空海の能筆を示す最澄への書状を一巻にまとめた作品」=「風信帖」という問いを逆の理由で難問にしているなど、この「難問率」には無理があるといえよう。
しかし、解説は良くできている。口語で書かれているので読みやすい。ギャグも入っている(少々多すぎるかもしれないが)。解答に至るプロセスや出し方が細かく書いてあり参考になるし、入試問題をめぐる裏話も掲載されている。早慶大頻出事項を吸収することができるので、早慶大志望者ならぜひやりたい1冊である。
尚、本書は合格点を取ることを目標に作られているようで、「こんな知識は要らない」という記述が散見されるが、日本史を得点源にしたい方は全てを鵜呑みにしてはいけない。
※残念ながら本書は昨年春から絶版である。もうそろそろ改訂版が出そうな気配がするので、待ちたい。
○使い方 ひたすら解く。知らない知識は暗記ノートに書く。
解答は別冊。
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