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日本史勉強法4-2:過去問のやり方 

○やる意味とやるべき量

 こちらで詳しく書いたように、難関大学を目指すなら過去問をやることは必須である。まずは分析のために使い(分析のことについてもこちらを参照)、傾向をつかむ。又、過去問により、自分の実力と大学への距離を測ることも出来る。

 「同じ問題は2度と出ないから、過去問をやる必要は無い」と言われることもあるが、同じような問題は出る。大学ごとの頻出事項もある。又、解説を読むことで新たな知識も身につく。

 こうした利点を生むには、量をとく必要がある。赤本だと早慶大の多いところで7年分ほど掲載されているが、MARCHでは3年分ぐらい、それよりランクが下がると2年分ということもある。これははっきり言って少なすぎる。何とかして多く手に入れ(願わくは10年分)、ガンガン解いていきたい。又、出来れば他学部の過去問も解いておこう。
 ちなみに私は学校にあった古い赤本や、友人から他学部の赤本を借りて以下の量を解いた(早稲田大学のみの掲載)。

 ・旧第一文学部:4年分(2002年以前は日本史が無かったため少ない)
 ・文化構想学部:サンプル問題1年分
 ・社会科学部:5年分
 ・人間科学部:1年分
 ・教育学部:13年分
 ・法学部:7年分
 ・商学部:7年分
 ・文学部:サンプル問題1年分

 合計39年分。実はこれ以外に、早稲田大学入試期間中に受験しなかった他学部の一部も解いていたので、計44年分となる。まあ、自分で言うのもなんだが、これは多すぎるだろう。私は日本史勝負だったことに加え、早稲田の日本史の過去問を解くことが「趣味」のようになってしまい、解きまくってしまったのである。

 皆さんは出来れば志望学部8〜10年分は解いた方が良いが、手に入らなかったら仕方がない。これをしなければ合格できない、ということでは全く無いので安心して頂き、不足分は問題集を多く解くことで埋めてほしい。

○過去問をやる時期

 手に入る量によるが、春頃に1回やり分析をし、あとは9〜10月ごろから本格的に解いていく。直前まで過去問をやらないという方法では、合理的な勉強など出来ない。

○赤本と青本どちらが良いか

 過去問と言えば「赤本」だが、一部国公立大学と私立大学には駿台文庫から「青本」というものがでている。出版されている私立大学のみ、いかに学校名を掲載する(2007年度)。
 ・早稲田=政治経済、法、文化構想・文、教育(文系)、商
 ・慶応義塾=法、経済
 ・駿河台(法、経済、文化情報、現代文化)

 よく言われる赤本・青本の違いは次のような感じである。

<赤本>
△メリット
 ・収録年数が多い
▽デメリット
 ・解説が荒い(少ない、間違いが多いなど)
 ・執筆者が不明

<青本>
△メリット
 ・執筆者が駿台予備学校講師と明確
 ・解説が丁寧
▽デメリット
 ・赤本より収録年数が少ない

 このように赤本より青本が良いと言われるが、最近の難関大の赤本の解説は以前よりずいぶん丁寧になった。又、講評も付いているので、大体の難易度が分かる。執筆者も素人のわけではないのだから、そうした心配も要らないと思う。上位校の答えは各予備校のHPにも掲載されているので、不安ならそれを見ればよい。
 青本は解説が丁寧すぎるあまり、背景知識やかなり細かい解説が多く、どこまで覚えればよいのか分からず混乱した。利点を加えれば、デザインを実際の入試問題に忠実に再現している点ぐらいである。

 よって、私としては赤本のほうが良いのではないかと思う。
 但し、ここで述べた赤本の良い点は上位校に限ってのことである。上位校の解説はゴージャスになっていくのに対し、中堅校の下ぐらいになると英語の和訳は無い、解説は無いなどのやっつけ仕事で作られたような体裁である。だからといって他社製を選べるわけではなく、それで我慢するしかないのである。大学の二極化は、こんなところでも進んでいる。

○過去問の今と昔

 私は日本史と国語の過去問(早稲田)を大量に解いた。そこから感じたのは、数年〜10年前と比べて、早稲田の入試問題もだいぶ簡単になったということである。

 日本史でいえば、昔は難問というより悪問のオンパレードであった。1993年商学部では六択の文章の中から誤っているものすべて選べという大問があり、1〜6番すべて誤りという答えもある恐ろしい状態であった。現在、その商学部は難問の量が相当減り、ちゃんと勉強すれば高得点が望めるようになった(そのかわり、論述問題が2000年に導入)。又、旧第一文学部・文学部・文化構想学部・人間科学部など新しく日本史を導入したところは早稲田らしからぬ易しさである。

 国語でも、例えば旧第一文学部は2002年から古文の出典が明示され、前書き・注釈も出るようになった。漢文は2007年度、恐らくはじめて旧漢字を使用していなかった(新生「文学部」)。

 早稲田大学入試も昔に比べればだいぶやりやすくなっている(その分、合格点は上昇しているのだろう)。だから、昔の過去問を解いて点数が悪くても気にしすぎる必要はない。

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