3.実力以上の大学に合格する方法 〜過去問の重要性〜 私が先に、志望大学も出来るだけ早く決めたい、と書いたのも「合理的な勉強」に関わっているからである。志望大学が決まれば、過去問の研究が出来る。研究といっても大げさなことではなく、どんな出題形式なのか、どんな知識が必要なのかが分かれば良い。
英語についていうと、私はオールマークシートの早稲田大学教育学部に加え、早稲田大学文化構想学部・文学部も受けたが、文化構想学部・文学部は解答個数39問中38問がマークシート方式である。つまり、早稲田を志望していた私は、英語のつづりを正しく書ける必要はないのである。そのため、英単語を覚える際はスペルに気を使わずに、英語を見る→日本語の意味が分かる といった勉強だけをした(そのため、明大の入試「curiousの名詞を書け」という問いで自信をもってcurio
usityと書いてしまったが。正しくはcuriosity)。もちろん、日本語の意味→英語にするということをやる必要はない。この場合、そんな問題はまず出ないのだから。
英文法は秋ぐらいまでは一応やっていた。しかし、教育学部・文化構想学部・文学部ともに長文読解がほぼ全てであり、文法をやる必要性に疑問を持ったので秋以降は全くやらなかった。実力はセンター試験がある程度解けるくらいである。
英作文。これが問題であった。文化構想学部・文学部は39題中1題が「200語程度の英文を読み、それを英語で1文にまとめよ」という問題だったためである。夏休みごろ、私は考えた。果たして、私が英作文をトレーニングして実力が上昇していくのだろうか。たとえ上昇したとしても、文化構想学部・文学部のたった1題、配点は1割にすぎない(サンプル問題の採点基準を読むと配点は8点のようで、英語全体は75点満点だから)。それなら、残り9割を占める長文読解の勉強に集中した方が、コストに対する利益が圧倒的に高いではないか!
ということで、英作文の勉強は一切しなかった。本番で私が書いた文には難しい単語は全く無い。構文はS+V+前+n,and S+V+O というきわめて当たり前のもの。熟語はa number of peopleぐらいで、予備校webサイトの模範解答には到底及ばない。それでも合格出来たのである。
もちろん和訳の練習もしない。出ないから。文を読めて答えの記号が分かれば良いのである。そうなるための勉強だけをすれば良い。合理的な勉強をすれば、実力以上の大学に行くことができるのだ(但し、早慶を狙うなら、センター試験が8割解ける程度の基礎は必要)。
若干過激なやり方であり、「そんなのでいいのか?」と思う方もいらっしゃるだろうが、入試問題がそうなっているのだから仕方が無い。大学は和訳・英作文ができる学生を欲しいわけではない、長文問題を解ける学生を欲しているのだ、と思うしかあるまい。
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