○文化史は大切 高校の授業ではあまり扱ってくれないであろう文化史。予備校のレギュラーの授業でも、なかなか手が回らないと聞く。その上、覚えるべき量は膨大であり、当然苦手とする方が多い。
そんな文化史であるが、悲しいことに実際の入試ではよく出題される。センター試験(平成19年度)では約3割程度は文化史の知識が必要であるし、私大でも2〜3割、多いところでは4割以上を文化史が占める。
日本史を政治史・経済史・外交史・文化史の分野に分けて考えてみると、経済史はやや難しいもののあまりたくさんは出題されない(商・経済系学部除く)ので良いとして、政治史・外交史は割と覚えやすいのでみんな点数を取る。となると、政治史・外交史では周りの人と差をつけることが難しく、合否を決めるのは文化史ということになってしまう。このように、合格したければ文化史は避けて通れないので、覚悟して勉強するしかない。
文化史は量が多いので大変だが、教科書レベルを超える出題は政治史などに比べると少なく、出題形式も単純なので、覚えれば覚えただけの効果があるというのが私の実感であった。
私も文化史を覚えるのには苦労したが、覚えてしまえば難なく解けるので、文化史が出題されると嬉しかった。このように、困難の先には光明がある、ということを実感できるのが文化史なので、皆さんもそれを目指して頑張っていこう。
○文化史対策勉強法(1)参考書を使っての勉強 高校の授業で文化史をやってくれたとしても、量が多すぎるので細かいところまでは扱われないと思う。そのため、予備校や参考書に頼るしかない。
お勧めの参考書は「
石川日本史B講義の実況中継」や「
管野の日本史 文化史最速講義」、「
日本文化史の整理と演習」である(実況中継の「
管野の日本史B講義録」は文化史が1巻にまとまっていないので、文化史のみの使用を考えている方が使うのは難しい)。いずれか1冊を選べばよい。
「石川日本史B講義の実況中継」は知識レベルがそこまで高くないので、センター試験やMARCHレベルで合格点を目指す方向けである。
「日本文化史の整理と演習」は知識レベルが高めなので、MARCHで得点を稼ぎたい方や早慶大レベルを目指す方向け。解説は読みやすく、細かいところまで扱っているので、お勧めできる。ただ、かなりごちゃごちゃ書かれているので、これが嫌なら知識レベルは若干落ちるが「管野の日本史 文化史最速講義」を使おう。
こうした参考書には図版が少ないので、資料集を必ず併用することが大切である。
(2)暗記ノートをつくろう 通史では「暗記ノート」を作っていなくても、文化史ではぜひ作ってほしい。市販のノート類には、図版が少ないからである。
史料集の図版をコピーして切り貼りし、オリジナルの「
暗記ノート」をつくることを推奨する。そして、この「暗記ノート」を何度も何度も繰り返してほしい。もし、「暗記ノート」を作る余裕がなければ、例えば絵画や仏像、寺社など図版を見て覚えるべきテーマのみに絞ってもよい。
覚えることが莫大な量なので、ゴロを使って少しでも楽に暗記していこう。
(3)問題演習 問題集は文化史専用のものを1冊やるだけで精いっぱいだと思うので、あとは通史の問題集や過去問をやっていくとよい。文化史専用問題集としては、メジャーな「
日本文化史の整理と演習」か「
攻める日本史文化史 実践演習60」をやればよいだろう。「
攻める日本史文化史 実践演習60」の方がレベルが高い。
文化史を後回しにせず、積極的に取り組んで頂きたい。

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[ 131 ]
文化史の暗記ノートの話ですが
伊達の最勝王の2巻を暗記ノートにしても良いのでしょうか?
[2007/06/19 22:17]
K
[
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[ 132 ]
OKです。ただ、図版がないのでそれを補うようにして下さい。
[2007/06/19 22:50]
都之西北
[
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